こんにちは、エンジェルイングリッシュクラブのあきこです♪
2/13の記事で目標設定の話をしました。
とても良く出来る大学生の方でしたが、目標があいまいなので設定してください、と伝えた、と。短期ですと3週間でしょうか?3か月、6か月、1年、2年・・と。
反対にもうそんな余裕もなく、必要に迫られて全速力で走っている方もいます。
去年の春から通ってくださっている大学院生のHさんです。4月に
「本当に長い間、英語から遠ざかっています。しかし、どうしてもイギリスに留学したい。それにはIELTS(ヨーロッパ等で主に留学・ビザ取得のために受ける試験。TOEFLのようなもの)の6.0くらいは必要だと思うんですが・・」
と言って来られたのです。
しかし、、スタート時点のスコアは3.5!!
かなり厳しい現実だと思われました。IELTS対策のコース(このスクールの話はまたしますね)は別に取る、と言うのを条件に全体的な復習と会話の練習をしたい、と言うことでスタートしました。
この方の目標はかなりはっきりしていました。IELTSのスコアを3.5から6.0か6.5にしたい。そのために私のかなり厳しいレッスンにも耐えて(笑)今日まで来ました。来月にはイギリスの大学の視察にロンドンに発つそうです。目標は夏までにイギリスに行き、志望校の修士課程に参加すること。
そこで彼が起こした行動のいくつかが素晴らしかったのでご紹介します。
いろいろあって(詳細省略(笑))イギリスに留学することにした。
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スタート地点での英語は中学英語さえ怪しい(大学受験では英語は回避し、大学・大学院時代、英語は使っていない)状態。
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留学のコンサル会社を探して登録。
英語コーチのあきこに連絡。
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IELTSの対策コースとAkikoの英語コーチングを同時に開始。
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毎月IELTSを受ける。
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京都で日本学の専門家の教授が講演をすると聞いて履歴書や研究計画書を作成して夜行バスで京都に会いに行く。
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教授に話しかけ、履歴書や研究計画書を手渡す。教授に「ぜひわが校に来てください」と言っていただき、名刺をいただく。
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教授にメールを送る。
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教授の同僚の方からメールが来る。
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やり取りをしつつ、英語の勉強を続ける。
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返事が来ないとあいさつと催促のメールを送る。
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修士課程の担当者から具体的な提案をもらう。
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その間もAkikoの友人の友人のイギリス在住の方達に会って相談する。
等など。いやあ、行動を起こすことで前進してきた軌跡です。
『本当に必要で、本当にやりたければ何でもやってみることだ』と言う素晴らしい例だと思います。
もう少し詳しく書くと・・
ある記事で日本研究の専門家のイギリス人の教授が京都で講演をするらしい、と聞いて
「会いに行きます!」
そこで履歴書や研究計画書を英語にしたものを用意し、京都に夜行バスで出かけました。一泊はしたのですが、一般的にリーゾナブルな料金の宿がなかなか見つからない京都で、その夜だけお得な料金の宿を見つけられたそうです。
「これは『行け!』と言うことだと思うんです」
いつもニコニコ笑顔のHさん。
全くコネはないけど、当たって砕けろ。その先生に書類を渡して自己紹介し、相談してくる、と。
クラブの皆でどうなったか、待つこと3日。
京都から帰ってきたHさんは少し上気した表情で
「持って行った書類は渡しました!先生に『自分の大学に是非来てください』と言っていただき、名刺をいただきました(^^)」
皆で
「やった~!!」
そのあとその教授にメールをしたところ、同僚の教授から説明のメールが返ってきて、またそのあと大学の担当者から連絡、おまけに奨学金の情報まで送ってくださると言う面倒見の良さ。
私の友達の紹介でロンドンに住んでいる方や、ロンドンの大学関係者が日本に来られる、と聞けば会いに行って話を聞く、と言う風にできることはなんでもやる、と言う積極性を発揮しました。
もともと話好きで、何でも挑戦するのが得意なようだったので、英語を勉強するには向いていたと思います。単語を覚えてくる課題を毎回出すのですが、思い出せなくても新しい単語を発明してとにかく「XX!!」と言ってみるところが素晴らしい。
日本人は間違いを恐れる故になかなか英語が話せるようにならない、と言いますが、彼の場合はその心配はありませんでした。
その後、どうなったか。
お知らせしますね。楽しみにしていてください♪