こんにちは、エンジェル・イングリッシュ・クラブのあきこです♬
前回の記事では、ライティングが進まない、と言うお悩みについて少し書きました。
では、私が現在はどんな風に添削をしているかと言うと・・・
簡単に言うと、2.と3.の中間でしょうか?
2.はほとんど直さないで褒めて、学習者さんのやる気をそがないようにする。
3.いろいろ直して「これで完璧!」くらい、細部にわたって説明を添える。
最終的には「細部にわたって説明する」のですが、段階を踏むようにしています。
何もかも一度に説明てしまうのではなく
「あ、これはケアレスミスだな。見直したら気づいたものだな」
「これはもう習っているはずだから、忘れてるんだなあ」
「これは知ってて当然。自分で気づいてもらおう」
等と考えながら添削しています。
だから、
私)
まずは、ざっくり大きな間違いを指摘
↓
クライアントさん)
「あ!」と気づいて自分で直す。
復習してやり直す。
再提出
↓
私)細かいところ、ニュアンスの違いや日本人が間違いやすい箇所の指摘
(これはご存じの方も多いと思いますが、母国干渉と言って母国語の影響)によって
間違いやすいところを理屈やエピソード(そうなった歴史とか背景とか英語との違いとか)を入れて説明。
一歩進んだちょっとしゃれた表現や自然な表現を紹介。
↓
クライアントさん)再々提出して完成!
みたいなプロセスを踏みます。
入門者、初級の方だと一つの作文に3-4往復することもあります😅
こうして、ご本人が自分で調べたり復習して自分で気づいて修正して再提出する、と言うことを促しています。
これにより
「教えてもらおう」
「説明してくれるだろう」
と言う人任せな考えが自然と薄れていきます。
同じことを何度も間違えたり、訊いたりするのが難しくなって自分で何とか修正しようとします。
そんな自学習を促すことを心がけています🥰
それから
私自身、ネイティブにも日本人にも添削をお願いしたことがあるのですが、戻ってきた作文はやはり
「あら!?なんか別もの?」
みたいになったこともあります。
それは添削者によるのでしょうが、あまり原文から大きく変わってしまうと何となくしっくりこずせっかく直していただいたけど、自分のものにならないままになってしまいました。
もしご自分の添削済の文を見て、あまりに直される個所が多い場合は、次の可能性があります。
1.自分の使いたい構文や文法がまだ身についていないのに、無理にそれを使って作文を書こうとしている。
2.添削者が自分のスタイルや好みの語彙・表現を押し付けている。
3.文法的には正しくても英語として不自然な表現のため、英語らしい表現に書き換えられている(ネイティブ添削者に多い)。
私が添削者として初期にきづいたのは自分が2.になりがちがことですが、
もしあなたの作文があまりに修正が多い場合、
1.を疑ってみてください。
ライティングが苦手な方は、まずは
【単純な文を正確に書く】
【単純な文を間違いなくたくさん書く】
ことだと思います。
例文暗記で覚えた文の語彙(名詞・形容詞・副詞・動詞)だけ変えるとか、主語だけを変える。
その際、冠詞や前置詞、時制など、細部に注意して応用します。
現在完了形と過去形、どちらを使うのか?(過去形で良いのに現在完了形を使う人が多い)
受動態が必要なところか?無生物を主語にしてスッキリ書けないか?(受動態で文を複雑にする人が多い)
真面目な方ほど複雑な文を書こうとして、混乱してしまっていることが多いです。
ライティングもまずは真似から。
これを根気強く続けることでスピーキングも力がつきます。
単純な文を瞬時に出す、そこからスピーキングは上達します。
始めは単語だけでも良いのです。
すぐ、です。
スピーキングについてはまたの機会に書きますね♬