こんばんは、エンジェル・イングリッシュ・クラブのあきこです♬
ちょっと唐突ですが、少し前に読んだPRESIDENTの記事です。
東大生に訊いたところ、親御さんが彼らの話をよく聞いてくれた、と言う方がとても多かったそうです。まず、しっかり話を最後まで聞いてあげる。そして聞いたことについて質問したり、訊き返したり要約してあげたり、もう少し効果的な言い方で言い直してあげる。
これで『頭のいい子』ができる、と言うのです。
これって語学教師がやっていることなんですよね。
全ての、ではありませんが(笑)
私もよく失敗してしまいますが、相手の英語を聞いていちいち間違いを訂正したら、話す方は嫌になってしまいますよね。
でも、優秀な語学教師がよくやるのはいったん相手の話を聞いたうえで正しい表現やもう少しレベルが上の言い方で、反復するんです。
これだと相手のやる気をそがずに、上達に導くことができます。ただし、相手に余裕がないと、言い換えられたことに気づかないことが多いです(これは私の言い訳です😅)
子供に効果があることは大人でもあるのではないかと思います。家族や友人が言葉に敏感であったり、知識がある。あるいはスクールの講師やコーチが上手く導いてくれれば語学学習の効果が上がることは間違いないと思います。
けれどそんな相手もいない場合は?
自分で意識してこの考えを取り入れるしかないですよね。まず、独り言の練習の時にしゃべりっぱなしにしないこと。間違いを恐れずどんどん発話することも大事ですが、録音して聞き返して間違いを探して必ず訂正すること。そうしないと「やりっぱなし」でせっかくの時間やエネルギーが無駄になってしまいます。
自分のトークを録音してください、と言うと抵抗を示す人が多いですね。私も最初はとても抵抗がありました。まず「自分の声が嫌い」と言う方が多い。自分の声は骨の振動を伝わって体内から響く音といったん外に出た声の融合したものなので、録音した時の声と違うんですよね。
慣れないと恥ずかしさと戸惑いから嫌悪感のようなものを感じてしまう人が多いと思います。私のオーストラリア人の日本語の生徒さんにも音声を送るようにお願いしているのですが、レッスンの時にはかなり自然な発音だったのに、送られた音声はまるで元に戻ってしまっています。
英語話者独特の強弱アクセントが前面に出た、いかにも外国人発音。「あれ~、どうしたの?あんなに上手だったのに!?」と訊くと、もじもじして「だって・・録音すると思うと緊張してうまく話せないんです」と蚊の鳴くような声。かなりシャイな人ではありますが、ああ、私達だけじゃないんだな、とちょっと安心したりもしました😂
例文暗唱しかり、です。私は良文を選んで暗唱することを勧めていますが、案外細かいところが抜けていたり、間違っていることがあります。冠詞がまちがっていたり、三単現のsがぬけていたり、自分が好んで、あるいは無意識に頻繁に使う単語にすり替わっていたり。録音を聞くと客観的に自分のトークをチェックできるので必ずやっていただきたいです。
話をよく聞いて
さりげなく言い直してくれたり
言い換えてくれたり
質問して話を広げたり
思い返すチャンスを与えてくれる
そんな聞き手はとても良い語学教師ですね。プロでなくてもそんな方はいらっしゃいます。
私もそんなコーチを目指しています♬