こんばんは、エンジェル・イングリッシュ・クラブのAngela(あきこ)です♬
私の周りには熱心に英語学習を日常的に行っている方がたくさんいらっしゃいます。皆さんの一日のスケジュールを聞くと驚いてしまいます。夜明けとともに起きて家事や仕事の前に勉強していたり、通勤電車の中でも単語集を手放さず、車の中ではリスニング、睡眠時間を削ってまた勉強・・・。
意外なのが、結構多くの方が具体的な目標や目的がなく「英語が好きなので」「他に趣味がないので、英語を見つけて良かった」と仰います。衝撃でした。私は英語を使う仕事を辞めた時点で英語の勉強はしなくなったし、友人と時々話す、テキストする、以外には使いませんでした。ニュースも英語版は無視していました。だって「使うあてがない」のですから。
もちろんその他の方のほとんどは「外国人と話せるようになりたい」「英語の映画やドラマを字幕なしで観たい」不動の「英語学習の目的」ですね。「仕事で必要」「資格試験に受かりたい」これもありですね。これは生活していく上に必要であったり、収入が増えたりして生活の質が上がることにつながるわけです。
今日は「話せるようになりたい」と思いながら「勉強しかしていない」方についてです。そんな方は少ないとは思いますが・・・。
英語が話せるようになるには英検2級くらいは取らないと、と言われるとします。もちろん基礎の文法・語彙・発音を習得することは必要です。でも、実際に何をやっていらっしゃるかと言うと
1.「パ〇単2級」を何十週もやる(どうやる、のかは人それぞれ)
2.過去問を何度も解いたり、間違ったところを徹底的に復習、音読→シャドーイングなど、過去問題集がボロボロになるまでやる。
主にこの二つです。そして受験。
スタート時点のレベルとその方の素養・使える時間や集中力にもよりますが、早い方で2か月、時間がかかる方(或いはその前のレベルをギリギリで受かっているような場合)は1年前後かかるかも知れません。
やっと受かった!!
面接試験のために独り言も何十個も作成して暗記しました。
それで?話せますか?
そこからオンライン英会話を始めてネイティブと一対一で会話の練習。おしゃべりを楽しみつつ、新しい単語・表現を覚えたり文法を復習したりします。レッスンが終わったら復習して、もちろん数か月数年続ければかなり話せるようになると思います。その方はそのやり方があっているので続けたら良いと思います。けれど、そうならない方も見てきました。あれもこれもやるのは大変。それは分かります。けれど、私が個人的に思っているのが「英語で楽しんでいない」「本当の英語に触れていない」と言うことです。
「英語は習得するのがとても難しいのです。」
「一日に何時間も勉強して何年も続けてこそ話せるようになるのです。」
「習得するには1万時間の学習が必要、とも言われています。」
・・・全て正しいかも知れません。だから何だと言うのでしょうか?苦しくなければ上達しないなんておかしいし、テスト用の英語にしか触れていないなんて明らかにおかしいですよね?そもそも試験用の英語と言うのは問題用に書かれたものか、元々ある文章に修正を加えたものです。語彙を操作したり、問題を作る為に空欄を作ったり・・・私は英検のリーディングやリスニング問題には興味深いトピックを多く「楽しいな」と思いながら過去問題を解いた記憶があります。でも!!そこで満足してはいけなかったんだな、と後々思ったのです。
英検に取り組んで良かったことは、苦手だったり、興味の薄かった、歴史、経済、国際・時事問題等に関心をもって取り組むことができたこと。きちんとしたエッセイを書いたり、スピーチで自分の考えを述べる練習をする「きっかけ」を得られたことです。けれど、合格することばかりに注意が向いてしまい本当の英語力を上げることに意識が向いていなかったことが後悔されます。
つづく