おはようございます、エンジェルイングリッシュクラブのあきこです♪
英語を独習していて
「フレーズを覚えています!」
と言う方が私の周りにはかなりいらっしゃいます。その気持ちはわかります。ちまたには「ネイティブならこう言う」的なフレーズ集やそれだけのサイト、ブログすら溢れています。私も一時期「ネイティブみたいに話さなきゃ!」と思ってそういったフレーズを覚えようと積極的に勉強していたこともあります。しかし!
ネイティブ的な言い方を『信奉する』風潮に疑問も感じます。英語を話す人口がこれだけ増え、国際語、共通語として話されている限り、そんなにネイティブの話す英語をそのまま真似しなければいけないでしょうか?
そしてネイティブと言ってもアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、シンガポール、インドなどなど・・・英語が話されている国は多く、それぞれ独特の発音、語い、言い回しがあります。おおざっぱに言って今の主流は世界的にアメリカ英語だと思いますが、それすらある意味では一方言でしかありません。もちろんアメリカ人のように話せれば、どこに行っても通じると思いますが(笑)
でも、ノンネイティブの負け惜しみに聞こえるのを承知で言えば、やはり初級、中級者が「ネイティブの使うフレーズを覚える」(ことに多くの時間とエネルギーを使う)と言う勉強法はあまり賛成できません。日常生活のちょっとした場面で使えるフレーズをたくさん知っていることはあなたの英語人生を豊かにするとは思いますが、まずは・・・
基本をやりましょうよ、基本を!
基本とは
中学英語の文法と英検3級程度の単語です。
そして発音です!
だって読めても書けても、聞き取れて、発言できなければ会話が成り立ちませんから。
その勉強をやったうえで、或いはやりながら
「へえ、朝飯前って a piece of cake って言うんだ!」
「好きじゃありません、は It’s not my cup of tea. ね。ふんふん」
って楽しむのはとても良いと思います。
そして・・・せっかく覚えたら使ってくださいね。無理やりでも(笑)
ある時生徒さんが、ご自分の近況を話すのに I’m so into XX these days! (最近XXにはまっています!)と仰って「そんな表現を知ってるなんですごいですね!」と褒めたら
「”be into ~” と言う表現を最近覚えたので、どうしても使ってみたかったんです(^^)」とのこと。
Great job!! 使ってみることが大事。そして「自由自在に使えてこそ」自分の身になって行きます。
まずは自分が使いそうな、使いたくなるようなフレーズに出会ったら(絶対に使いそうもない表現を覚えても仕方ありませんよね)、必ずニュアンスも含めて使い方を確認します。。例文だけでなく、どんな状況で使われるのか。一番良いのは実際に会話をしていてネイティブの方や上級者が使ったのを「状況丸ごと」記憶することです。またこの場合はエピソード記憶になりますので、なかなか忘れないと思います。
そうはいってもすべての方がそういう機会があるわけではないと思うので、そこは映画やドラマを見て補う部分ですね。
印象的なセリフ、好きなセリフがあったらどういう場面で使われたのか「状況丸ごと」覚えます。
たくさんの情報が溢れています。その中から使えそうな、気に入った表現を覚えてどんどん使っていくという姿勢はとても大切だと思います。ただ覚えて自己満足で終わったら残念です。読めばわかる、聞けばわかる、だけでなく「ここぞ」と言う時に「さっと口をついて出るレベルにまで持って行く」気で何回も「正しい発音で」声に出して言ってくださいね♪
※ここで言うフレーズ、とは「ネイティブなら、にこだわる」言い回しです。もちろん基本的なフレーズはたくさんパターンとして覚えなければいけませんし、使いこなせるようにならないといけません。